佐賀ラーメン(さがラーメン)は、佐賀県佐賀市を中心に作られるラーメン。
久留米ラーメンの発祥の店の1つと言われるラーメン専門店「三九」の店主・四ヶ所日出光は、久留米市以外にも福岡県八女市や熊本県玉名市で出店していましたが、四ヶ所はこれらの店を譲渡すると、1956年に縁もゆかりもない佐賀市にラーメン店「三九」を構えました。
久留米市や玉名市に続いて、佐賀市の「三九」もまた人気店となりました。
四ヶ所は「三九」の従業員にラーメン作りを伝授しており、1955年に「一休軒」を起こしていた大串進はその従業員(元従業員)と試行錯誤し、久留米ラーメンから佐賀ラーメンを作り上げていきました。
1975年、製薬会社を辞めた本村敏光は「一休軒」で修行を始め、1980年に独立します。
本村は、屋号の使用許可を頼み込み、「一休軒 鍋島店」を起こしました。
その「一休軒 鍋島店」も、また佐賀ラーメンの本流の1つとなります。
なお、「一休軒」は2011年に閉店し「一休軒 鍋島店」は2011年に屋号を「もとむら」に変更しています。
閉店した一休軒本店の親族が佐賀市内に新たに「一休軒」を興し、その系列の「一休軒 呉服本町店」などは営業しています。
「三九」は2013年に火災に遭い2014年時点で休業中です。
特徴
麺は、やや太めのストレート麺で、柔らかめです。
スープは久留米ラーメン同様の豚骨スープだが、塩分、脂分とも控えめに仕上げられています。
ゆで卵ではなく、生卵をトッピングすることも多いです。