ガタタン（含多湯）（がたたん）とは、具だくさんでとろみのあるスープ料理のことで、北海道芦別市のご当地グルメです。
多くの具を含み、とろみが付けられた中華風のスープで、市内の各料理店で提供されています。
小麦粉を練った団子、タケノコ、シイタケ、豚肉、こんにゃく、竹輪、うずらの卵など10種類以上の具を入れ、とろみをつけた塩味の中華スープを使用し、スープのベースは鶏ガラあるいは豚骨と固定されず、具の種類も多様です。
ガタタンの由来は、中華料理の「含多湯（がたたん）」にあると言われています。
戦後、中国東北部から引き上げてきた村井豊後之亮が、大陸の家庭料理をヒントに創作し、芦別でデビューさせたのがその始まりだといわれています。
芦別炭鉱が操業されていた時代から提供されていたとされますが、2005年頃から炭鉱閉山後の地域活性化を目指す芦別市による観光振興の一環として、市内の各料理店との協力によってガタタンの観光資源化が志向され、2006年には「芦別ガタタンラーメン」が芦別振興公社によって商標登録がなされました。