佐伯ラーメン(さいきラーメン)は、大分県佐伯市のご当地ラーメンです。
醤油豚骨系スープに中太ゆる目の麺が特徴です。
店によっては豚骨と魚介のダブルスープ(魚介には地元特産のいりこダシを使用)とする場所もあります。
大きくとらえると「しょっぱい、油っこい、ニンニクパウダー、コショウ多目、麺ゆる目、スープ少な目」や、トッピングとして、チャーシュー、ゴマ、ネギ、モヤシの中から最低4、5項目が配されると佐伯ラーメンと定義づけられます。
佐伯市では、昔から漁業や造船業といった汗をかく仕事が多い土地柄でした。
加えて山が近いため、朝には海風が吹き上げて、夕暮れなどは吹きおろしの強い陸風が吹きます。
そのため、暖かく塩分補給を考慮した塩気が強い佐伯ラーメンが生まれたと言われています。
また、大分市内や宮崎などの隣地のラーメンとは違った路線を進んでおり、“ガラパゴス的ラーメン”や”攻撃的豚骨”とも評価されています。