主に福岡県福岡市で作られる、豚骨スープとストレートの細麺をベースにした日本のラーメン。
豚骨主体の乳白色のスープと極細麺が特徴。豚骨を強火で沸騰させるため、骨のゼラチンなどが溶け出し濁ったスープになる。麺の硬さを注文する点や替え玉も当ラーメンの特色になっている。
1937年(昭和12年)春、長崎県島原市出身の宮本時男が、久留米に南京千両を開業。「当時横浜で流行していた支那竹入りの支那そば」と、出身地の「長崎ちゃんぽんの豚骨ベースのスープ」を元に豚骨ラーメンを提供した。博多ラーメンのルーツである、久留米ラーメンないし豚骨ラーメンの発祥として最も有力である。
極細ストレート麺が多く、加水率は24-28%またはそれ以下と低いため、コシはなく粉っぽく、スープを吸いやすい。
麺が細い理由は、麺とスープがよく絡むようにするためと、深夜・早朝に多忙で時間的余裕のない市場関係者に対し、極めて短時間で麺を茹で、入店後即提供出来るようにするためであり、中央区長浜の元祖長浜屋が始めたといわれている。
具はシンプルで、ネギだけ、あるいはネギとチャーシューだけという店も珍しくない。