「旭川ラーメン」@北海道

あさひかわラーメン村
https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_1193/

北海道旭川市周辺で供され食されるラーメンであり、「醤油ラーメン」とメディアなどで称されることが多いが、特段制約がなされているものではありません。

Wスープの上層に多めの油が浮いている様子が確認できる旭川ラーメンの典型例スープは魚介類と豚骨・鶏ガラ・野菜でだしをとったWスープで、醤油ダレのものが比較的多く、65%以上のラーメン店でWスープが採用されています。

かつての旭川市では養豚業が盛んで、廃材になる豚の骨を活用する為に豚骨スープが考え出されましたが、豚骨スープ特有の強い臭みを消し、更に風味を加えるための工夫として煮干や昆布などの魚介類を併用するようになった歴史が挙げられます。

また、旭川市は北海道の中心部にあり海とは無縁ではあるものの、古くから物流の拠点として発展し流通網が発達していたこともあり、北海道各地で生産された豊富な海産物を入手し易く、魚介類を昭和初期から容易に用いることができたこともWスープが主流となった背景として挙げられます。

ラードスープにラードを入れることが旭川ラーメンの特徴の一つとして挙げられ、スープの上層に多めの油が浮いているものが多いです。

冬季に零下30度を下回る旭川市の厳しい気候条件を受けて、スープの上層に浮かぶ油膜の層でスープ全体を覆うことで湯気があまり立たなくなり、スープを冷めにくくするために生まれた特徴であると言われています。

旭川ラーメンの麺の特徴を一言で言えば低加水縮れ中細麺であり、加水率は25%~29%と低いです。

加水率が低い縮れ麺は食感が硬めで歯切れが良く、小麦粉の香りが残り、茹であげた後でもスープを吸収しやすく麺に絡みやすい特徴があります。

■歴史

札幌ラーメンのルーツと言われている1922年(大正11年)創業の中華料理店「竹家食堂」が、1933年(昭和8年)に旭川で「芳蘭」と言う支店を出し中華麺文化が始まり、1936年(昭和10年)に、2015年まで営業を続けていた「八条はま長」と言う蕎麦屋で、ラーメンをメニューに掲載したと言う説も残されていますが、第二次世界大戦などの影響もあり、一旦姿を消します。

戦後間もない1947年(昭和22年)にラーメン専門店として創業し現在に至るまで続いている「蜂屋」と、同年に屋台から始めた「青葉」の2店のスタイルが旭川中に広がっていきました。この頃から既にWスープや低加水麺などの旭川ラーメンの特徴的な要素が形作られています。

次いで1950年(昭和25年)に「特一番」が、1952年(昭和27年)には「天金」が創業し、ラーメン文化が徐々に市内へ浸透して行き、現在まで続く旭川ラーメンの源流となっています。

特一番は、旭川ラーメンとしては初めてチェーン展開を行なったと言われており、最盛期には10店舗存在しました。

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